作用と反作用 |
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こぶしで、丈夫な壁を軽くたたいてみてください。 壁はたたかれているわけですから、こぶしで押される力を受けていますね。 でも、こぶしもちょっと痛いでしょう? これは、壁がこぶしに力を加えているからです。 このように、2つの物体が力を及ぼし合うとき、一方が相手に力を及ぼすと、必ず相手は力を及ぼし返します。 一方が相手に力を及ぼすだけ・・・ということはありえないのです。 このように2つの物体が力を及ぼし合うとき、一方を「作用」と呼ぶことにすると、もう一方は「反作用」と呼ばれます。 ここで、もう少し強く壁をたたいてみましょう。 壁はさっきよりも強い力を受けています。 でも、こぶしもさっきより痛いはずです。 また、こぶしが壁に当たる前は当然およぼし合う力は0ですね。 2つの物体AとBが力をおよぼし合う(相互作用すると言うこともあります)とき、AがBに及ぼす力とBがAに及ぼす力は必ず同時にはたらき、それらの大きさは等しく、同一作用線上にあり、向きは反対です。 これを、「作用反作用の法則」と呼びます。 図の場合は、こぶしが壁を押す力をとすると、壁がこぶしを押す力は−になります。 作用反作用の力がはたらくのは、物体が引き合う場合もありますし、重力のように2つの物体が離れている場合(遠隔作用)もあります。 |
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これはWWW利用の実験のため神川 定久 が作成したものです。 |
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