第10回 物理研究委員会 報告
司 会 鈴木 健一 氏(岸和田)
会場 大阪教育大学附属高等学校平野校舎
- 研究委員の研鑽発表
- 川内先生(附属平野) センター追試問題「物理TB」について
最近は河合塾のHPにPDFファイルで置いてある。
出題に疑問のある問題は次の様なものである。
第3問の熱力学の問題は2次試験レベルの問題で、pvグラフも出題されている。
熱力学関係は本試験も含めて難しい問題が続いているのではないか。
第4問のBの問3もTBとしてここまで必要なのかと思うレベルの問題である。
斜めドップラーでも十分難しいのに、それを越えるレベルになっている。
第1問の問4も引っ掛けるような問題である。問題設定をきちんとして、いつの時点での話なのかを明らかにするべきだろう。4は正しいかもしれないが、5も正しい可能性がある。
追試の問題はこれまでも難しかったが、今回はちょっとひどすぎるのではないか。
このことについてはもっと声をあげていく必要があるだろう。
- 明仁先生(泉陽) 地球環境科学の教科書案
夏に全国大会で提案したものの教科書案(第1章)ができたので見てほしい。
第1章で1単位で、全体で3単位ほど。
燃料電池なども入れてもいいのではないか。
総合的な学習の時間向けの教材と考えている。
- 酒井先生(富田林) JCOの事故を取上げた授業の結果報告
原子力資料室の高木さんのHPからの情報や事故調査委員会の報告、NHKの放送のビデオ、新聞記事等を使って情報収拾や情報のまとめ方をやり、論文のまとめ方の指導を行った。
論文指導ではタイムリーな教材が必要不可欠だと思う。
- 大塚先生(四条畷) 「原子力事故とその対応:科学者・技術者の責任について」
全国理事会での講演(鈴木達治郎東大客員教授)の報告
原子力発電と原爆と今回の事故の違いについて
今回の事故の特徴(偶然が重なり合って臨界状態が非常に長時間続いた)
反応質量が少ないため、環境への影響は大きくなかったが、近くにいた人に対する放射線による被曝は非常に大きかった。
事故の原因やその対応についてもいろいろな問題がある。
初動体制をどのように確立するかと、教育の問題が大切であろう。
- 平野先生(豊島) 通る道筋は決まっているのかな?
振り子の糸を最下点で切った後、物体の位置を計算で求め、そこに輪を置く。
放物運動をする物体をビデオで撮り、スローで見ると輪をくぐっていくのがわかる。
全ての輪を通って床の缶に入ることを確認させる。
- 部会・小委員会活動報告
- マイコン 神川(寝屋川)
パーソナルメールサーバーについて(LAN内部)
LANの配線工事について
来年度の活動について
刀根山高校に入った新しいLANについて
次回は3/1 刀根山高校
- 平成12年度 全国理科教育大会(愛知大会)について 大塚信之(四条畷)
- 研究協議分科会の意見提示座長の分担
第2分科会「身近な現象についての理解を深める物理の指導」
第8分科会「新教育課程における理科教育」−理科教育の充実を目指して−
- 筒井先生(旭)
研究発表 座長
- 標準テスト委員会より 鈴木 健一氏(岸和田)
結果が返ってきている
例年より少し難しいという意見が多かった。
反省会は化学と合同で3/3に
- 日本物理教育学会近畿支部より 川内 正氏(附属平野)
青少年のための科学の祭典
少しこれまでのものから変更してサイエンスフェスタという名前で行う。
場所は梅田のハービスホール 期日は 8月26,27
- その他
- 年間活動報告の原稿について
- 来年度の年間計画について
3月はかなり開きにくい日程になっているので、3月の委員会は取り止めにする。
- 来年度の活動計画について 見学会、講演会
講演会は燃料電池の希望があった。
- 総会の場所の希望 「燃料電池」も考える。
- 府教育センターでの来年度の研修予定の連絡