第3回 物理研究委員会 報告
司 会 橋本 修一 氏( 近大附属 )
日時 1999.6.16(水)
会場 教育大附属平野校舎
- 研究委員の研鑽発表
- 渡瀬先生の実験シリーズ 「振り子の実験」
等時性,糸の長さと周期,重力加速度の測定,振り子の共振,できるだけ周期の長い振り子をつくろう,ばね振り子,周期からばね定数を求める生徒に作らせることに意義があるという方針でやっている。 ガラス玉はセロテープで楽に付くが、スーパーボールはなかなか接着できないので、ドリルで穴を開けて使っている。振子の周期は復元力と慣性(質量)で決まるので、周期の長い振子を安くつくろうとしているが、なかなか難しい。自転車の車輪におもりを付けると周期は長くなるが、説明が難しい。弥次郎兵衛のような形もいいかもしれない。
- 脇島先生 「地磁気を測る」 「高圧電源装置」
地磁気はおよそ10-5T[テスラ]くらいである。これを定常的に測るために、フラックスゲート法を使って測定機(磁力計)を自作した。現在 10-9T位まで測定できる。 箔検電器の箔を開かせたり陰極線を曲げたりするのに使うために、フラッシュカメラの電源を使って約1kVの電圧がでるものを作った。
- 部会・小委員会活動報告
- 実験
演示実験書のまとめにかかっている。 幹事会からの要望 新教育課程に向けて新しい実験書作りにとりかかってほしい。 理科総合A等についても検討が必要ではないか
- 平成11年度 全国理科教育大会の意見提示・研究発表
- 明仁先生 第8分科会の意見提示 「体系化・総合化された環境教育の展開を」
総合科学としての環境科学をきちんと教えなければならない。項目を挙げて指導要領的なものを作った。総合学習の教材としても活用できるものである。これまで自然科学は自然を要素に分けて成果を挙げたが、自然をシステムとして捉らえ、物質エネルギーの循環の中に人間がどう関与しているかを捉らえ直す必要がある。
- 標準テスト委員会より 鈴木 健一氏(岸和田)
7/7に第1回委員会がある。現在人選中
- 日本物理教育学会近畿支部より 檀上 慎二氏(四天王寺)
- 入試問題検討会 6/19 京都 6/26 大阪 7/3 神戸
- 幹事会報告 大塚 信之(四条畷)
- その他
- HTMLの講習会について
大阪電子計算機専門学校にて 8/19(木) 1時から5時 定員30名
内容 HTMLファイルの操作、タグの解説、画像の入力等
案内文については大塚が作って事務局の藤井先生から発送してもらうようにする。 ファイル転送の方法など(サーバーにHPを開く方法)もやってほしい。
- 生徒対象の見学会について
研究会から大学へ要望を出してほしいとのことであった。(阪大の後藤教授)いろいろ参加していただいて、9月に感想を持ち寄って来年の検討をしたい。
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