96年度 第7回 物理研究委員会報告
日時 1996.11.13(水)
会場 大阪市立工芸高等学校 1号館 1階 第1理科室
大阪市阿倍野区文の里町 1-7-2
06-623-0485,FAX 06-623-8419
- 研究委員発表
- いくつかの演示実験の紹介 山田 善春氏(市立工芸)
- 音叉をつりさげて回転させるとドップラー効果が聞こえる。
- クリスタルイヤホンをマイクの代わりにする。
- 台を使ってだるま落としをするとうまくいく。 台の上にだるま落としを乗せ
て引いてもよい。
- 質量の小さなものでだるま落としのようなことをし、大きな質量が必要である
ことを示す。
- 大きな追っかけゴマ
スライダックで回転数を調節した電気ドリルでプラスチック容器を回転させ下
の大きな容器のふたの溝を利用して大きな円盤が小さな円盤を追い越していく追
っかけゴマのデモができるようにした。
- ブラウン運動?
レーザーポインターを絞ってガラスの上に乗せた薄い牛乳を透過する点に焦点
を結ぶようにし、部屋を暗くして、透過した光を紙に投影してみると細かいラン
ダムな動き(ブラウン運動の影響?)が見える。
- 視界制御フイルム(ルミスティー)について 檀上 慎二氏(四天王寺)
見る方向が変わると透明になったり、すりガラスのように見えたりするフィル
ムの構造に関する資料を紹介していただいた。
- 部会活動報告
- マイコン部会 神川 定久氏(寝屋川)
まだ、次回を行っていないので特になし。次回は11月20
日に寝屋川高校に おいて。2:30〜
- 指導法部会 中村 泰孝氏(四条畷)
10月30日(水)教育大天王寺にて。
- 物理TAの授業実践報告
フックとイギリスの王立協会
- 牛乳パックを使って作る装置3種類
平面鏡と凸レンズを使ったものはかなりきれいに見える。
- 電気回路の電圧、起電力の表し方。
「電源の起電力とコイルの両端の誘導起電力がつりあう」とはどういうことか
。
- 慣性と運動の法則の指導法
科学教育研究会での発表を元に
- 三色コマの話
三色コマを黒い筒を通してみると白く見える?
- 教育課程部会 筒井 和幸氏(旭)
10月16日におこなった。 次回は11月27日
- 平成8年度研究集会報告
日時 11月6日(水)13:00〜18:00
場所 府立摂津高等学校
時程 受付 13:00〜
全体会 13:30〜14:00
公開授業 14:10〜15:00
分科会
- 研究授業 波動分野 「波の性質」 大家 優氏
波乗りのビデオ、ゴムひもとバネによる縦波と横波、ウェーブマシンでの重ね
合わせと独立性、など。
ウェーブマシンで波長の違うものを逆向きに送って重ね合わせると、実際に重
ね合わせが起こっていることがわかりやすいという意見が出された。
- 平野 裕一氏(豊島)
力学分野の教材の紹介。
- 本菅 正嗣氏(高槻南)
簡単な排気ポンプの製作と実験例。
- 唐津 正之氏(西淀川)
物理TA標準テスト作成委員会よりの報告。
- 筒井 和幸氏(旭)
新理科検討委員会と望まれる高校理科教育
- 三木 久巳氏(貝塚南)
物理TA実践記 TA実験書を使って
- 山田 善春氏(市立工芸)
今年、21世紀の理科教育を考える会で、最近の動きとしての6年生(中高一
貫教育)にしぼってアンケート調査を行った。私学ではすでにかなり行われてい
る。 公立高校では思った以上に中高の連携を希望する人が多かった。どのよう
に連携できるかについても建設的な意見が多かったので次回は中学校の先生にア
ンケートをとり、まとめたい。
- 標準テスト委員会より 平野 裕一氏(豊島)
TBについては先週原稿完成。TAは先週の集会で問題を配布した。TAの
問題については必要があれば筒井先生か唐津先生に連絡すれば送ってもらえる。
- 日本物理教育学会近畿支部より
- 12月10日に行われる見学会は「童夢」を予定している。
- 物理教育セミナーを12月14日(土)
10時〜17時に大阪大学共通教育棟で行う
予定。 内容は「物理教育の現状と展望」の討論と「中学、高校における実験へ
の提案」の予定。
- 21世紀の理科教育を考える会 山田 善春氏(市立工芸)
- 新理科検討委員会報告
10月14日の報告。
全員に学ばせる新基礎理科総合科目の内容などについて議論された。理化学協
会の部長会などでも「国民教養としての理科」の確立について具体的な議論の場
となるようにしていきたい。
- 幹事会報告 大塚 信之氏(四条畷)
住吉高校にて9月25日に行われた。 標準テスト、全国理数科教育研究大会
での実験書の販売、テレビ電話会議、その他について報告があった。
平成8年度研究集会
- その他 大塚 信之氏(四条畷)
- 科学教育の振興に関する懇談会(府教委、府工業会)
学校で不足している理科、及び産業教育に関する映像教材、実験の素材などに
ついてのアンケートの依頼があった。結果を府教委に報告するときは府立と国立
、市立は分けたい。
例えば、3000vぐらいの電位はどのようにしてはかるのか?というもので
もよいのか?という質問があった。
- 名簿の形式について
研究委員会の案内を電子メールなどで送ることはできないかという提案があっ
た。 公文書としてはFAXを公文書として扱う動きはあるが、電子メールまで
はいかないだろう。 ただ、名簿に載せることについては電話と同様に、載せよ
うと思う人が乗せられるようにスペースを確保することを要望してみることにな
った、
アクセスする人が名簿に載っているのはいいが、アクセスしない人が載ってい
ても使えない。という意見が出された。
- 以降の計画
8回 12月 4日(水) 市立工芸高校
9回 1月22日(水) センター入試講評
10回 2月19日(水)
見学会 3月 5日(水)
11回 3月26日(水)
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