ラジカセで相互誘導
方法
- 太目のエナメル線を50cm四方ぐらいの大きさで10回くらい巻いたものを2つ作ります。
(教卓に引っ掛けられるぐらいの大きさが便利)
- 先には適当な導線を半田付けし、イヤフォンプラグも付けておきます。
- 一方をラジカセのマイク入力につなぎ、スイッチを入れておきます。
- もう1方をウォークマンのヘッドフォン端子につなぎ、音楽のテープをかけます。
- 2つのコイルを近づけると相互誘導でラジカセから音楽が流れます。
この方法で気に入っている点は
- 装置が簡単。
- 磁束の変化で誘導起電力が生じている感じがわかる。
- 2つのコイルを重ねておきコイルの真ん中で交差させながら次第に角度を付けていくと、垂直になったとき音が消えるので、Φ=BScosθの雰囲気がわかる。
- 相互インダクタンスはコイルの形状や位置関係などで変わるという感じがわかる。
- 高音が強調されているのは起電力の大きさが磁束の変化の速さに比例するからといった話しができる。
などです。
これはかなり有名な実験ではないかと思います。(とくに教室全体でやる大掛かりなもの)
教室全体でやる実験より地味ですが、簡単なのがとりえです。
以前の全国理科大会の発表で聞いたと思いますがどなたの発表か覚えていません。(申し訳ありません)
ワンポイント実験のページへ
ホームページへ