97年度 第1回物理研究委員会(マイコン部会)報告


1997.4.23(水)天王寺商業高等学校 午後2時30分より。

  1. AT互換機の自作について。 (天王寺商業 児玉先生)
     日本橋で何軒かの店を回って部品を買い集め、AT互換機を組み立てた。マザーボードはATX仕様のもので、ATX仕様のミニタワーケースに入れた。CPUはペンティアムプロの150MHzのものだが、180MHzで動作させている。Windows95のインストール時は不安定だったので150MHzで動作させてインストールしたが、その後は180MHzでも安定して動作している。
    組み立ては30分ぐらいで終了したが、その後のソフトのインストールは3時間ぐらいかかった。基本的には部品をつなぐだけなので、難しくはない。ただ、雑誌などを買って少し勉強した。
    computermember
  2. 教育情報ネットワークについて (寝屋川 神川)
     教育情報ネットワークとして、次のようなものが準備されつつある。
    大阪府教育センターを核として、府内の公立幼・小・中・高等・養護教育諸学校、教育振興センター及び市町村教育委員会等をネットワークで結び、児童生徒の情報の受発信、教員の専門的知識と教育技術の習得及び教材の収集などを支援することによって、教育内容と教育環境の充実を図り学校教育の活性化に役立てることを目的として、次のサービスを行う。
    • インターネットへの接続(当分の間は府立学校等を対象とする)
       画像や音声を交えた世界各国の情報の検索や教材の収集、電子メールを利用した教育情報の交換、国内外の分野別ニュースの購読及び国内外の学校との共同学習ができる環境の提供を目指して研究や整備を行う。
    • 教育情報の利用の推進
       大阪府教育委員会が開発及び配布を委託された教育用ソフトウェア、府教育センターが開発した教材や研究成果及び府教育センターや教育委員会の事業に関わる情報などの提供を行う。
    • 教員の研究活動の支援
       教育センターや教育研究機関が提供している研究報告集録、研究紀要及び教育用ソフトウェアの活用事例など教育活動に必要な情報の収集と提供を行う。
    • 地域に根ざした教育の推進
       各種の教育課題の解決に向けた情報提供の手段として地域と連携したネットワークの活用を促進するとともに、生涯学習の観点から府内各市町村の教育機関と連携した情報サービスの充実を目指して研究や整備を行う。

     具体的にはバックボーンとして大阪府教育センターとマイドーム大阪を256Kの回線で結び、教育センターにINS1500の回線1本とINS64の回線4本を受け口として用意し、e-mail、Webのブラウズなどがダイヤルアップで可能になるような環境を6月1日の運用開始を目標として準備する計画のようである。Newsの提供も考えているが、これは少し遅れるかもしれないということであった。
    ただし、センターの設備は予算化されているが、各学校の設備に関しては今のところ予算化されておらず、事務室のコンピュータの電話回線が更新に伴ってISDNになるので、その2回線のうち空いている1回線に接続するコンピュータが用意できれば利用が可能になるということのようである。
     学校には1つのアカウントが学校として与えられるので、各学校できちんと利用方法の取り決めを行えば、個人のパソコンなどを接続し、ダイヤルアップして利用することは可能になるようである。ただし、個人個人にアカウントが与えられるわけではなく1校1アカウントなので、学校としてどのように利用するかは検討する必要があるだろう。
    また、各学校のWebのページを開くことが可能になるようなディスクスペースを提供することは可能なようなので、学校として情報発信に取り組むという合意が得られれば、利用できる。この場合メンテナンスにはftpなどを利用できるようである。

  3. 物理関係のCD-ROMについて。 (寝屋川 神川)
     毛利さんの宇宙実験に関するCD-ROM、Microsoft ENCARTAの日本語版、理科年表のCD-ROMを見た。やはり、いろいろな角度からの検索や、内容の提示の仕方などはENCARTAが優れているようである。理科年表に関しては、ほとんどデータが単に記録されているだけなのに、価格があまりにも高すぎる。
  4. その他
     
     次回は5月21日(水)に天王寺商業にて。内容は
    1.Webで取ったアンケートについて。
    2.夏休みの研修会を行うか?
    3.インターネットの物理関係のページを見る。
    4.Javaのプログラムについて。
    の予定