パソコン通信の実際について紹介して欲しいという要望があったので、NIFTY-Serveの簡単な紹介とWindows95によるInternetへのアクセスの方法に関する簡単な紹介をした。
パソコン通信はモデムを買ってオンラインサインアップすれば(要クレジットカード)すぐに接続できる。
logを取ってから読む、オンラインでは書き込まないなどの方法で毎日使った場合、電話代と課金で一般に月6000円前後の出費になる。
NTTのテレホーダイを使えば午後11時から翌朝の8時まで市内の2つのダイヤルが通話料1800円の固定料金で使えるようになるが、午後11時ごろは回線が混んでいる時間帯なので実質的に早朝でないと利用しにくい。
早朝に通信をしないのであればかえって高くつくこともある。
パソコン通信を使うと電子メール、フォーラム、ファイルのアップ・ダウンロード、送金代行等が利用できる。
電子メールはインターネットとも相互にやり取りできる。
フォーラムではちょうど研究委員会のように意見を交換したり、質問をしたりできる。
例えばNIFTY-Serveのfkyoikusの「理科の部屋」の場合小・中・高校の教員をはじめ、一般の主婦や科学館のスタッフの方等を含め、1日に役50前後の発言があり、活発に意見が交換されている。
以前「きはじの法則!?」について話された事に関するlogを例として紹介した。
Internetに接続するにはWindows3.1の場合TCP/IPプロトコルレイヤも用意する必要があるが、Windows95、NTの場合は標準で付いているのでブラウザやメールソフトを用意すれば接続できる。
プロバイダの選択が問題だが、インプレスの雑誌Internet Magazineにはプロバイダに関する情報が載せられており、選択の参考になる。
現在では年間2万円以下の固定料金性のプロバイダならば安い部類に属する。
Internetを使うと電子メール、ネットニュース、ftp、WWWなどが利用できる。
電子メールはパソコン通信ともやり取りできる。
従って、メーリングリスト(グループでメールをやり取りする)を利用するとパソコン通信をしている人との間で情報交換をすることも可能である。
理科教育メーリングリストが最近作られたが、参加しているメンバーは教師をはじめ、大学生の方、大学の方、教育テレビの理科番組の関係の方等パソコン通信とは少し違う。
WWWについては理化教育研究会も情報を提供しているが、最近他にも「横浜物理サークル」のホームページや富山県立大門高等学校のホームページの中の「北信越理化学会研究論文95'」、理科教育メーリングリストのホームページなど理科関係のページが増えてきた。