95年度 第1回 マイコン部会報告


1995.4.19(水)プール学院高等学校
  1. 来年度の体制(会計、事務局)について(寝屋川 神川)
    長吉高校の山口先生に事務局をお願いしました。 連絡費に関してはしばらく昨年の講習会の謝礼として大阪市立中学校教育研究会理科部からいただいた一万円を当てるつもりです。 会計に関しては部会として何か行事を行うときに内田先生にお願いすることにしたいと思います。

  2. 大阪府のCAIソフトについて(門真西 大塚先生)次回に
    代わりにアメリカのシェアウェアのCD-ROMから教育関係のソフトをいくつか紹介していただいた。 1つはWindowsのソフトであるが、単に3つの数値を変えてロケットがどこまであがるかを比べる単純なもので実用にはならない。 もう1つは電気に関するDOSのオーソドックスなCAIソフトであった。CD-ROMは容量が大きいので多くのソフトが収録されているが、内容をすべて見てゆくのは時間がかかるので何かあれば次回にも報告していただくことになった。

  3. 全国理化大会・滋賀大会での意見提示について (寝屋川 神川)
    以下のような内容で意見提示をしたい。次回の物理研究委員会で検討していただき、再度マイコン部会で諮った後原稿を送りたい。
    • パソコンを物理のための道具と考えたとき、標準化されたサウンドカードやビデオキャプチャーカードを実験に使えば多くの機種で実験できる可能性がある。
    • 我々も標準化されつつある機械を利用し、機種の差を吸収するように作られたOSを利用すればお互いにノウハウを共有できる。積極的に標準化を考えるべきであろう。
    • そのためにもソフトの開発に関する情報の交換やソフトの流通にも使えるような理科のための全国的なネットワークが欲しい。
    • 多くのデータを個人で作成することは著作権の問題もあり、不可能である。既にデータを持っている出版社がこのようなCD-ROMの出版を考えていただきたい。

  4. 東京の「教育機器活用専門委員会」の活動について (寝屋川 神川)
    東京で行われた発表会のレジュメを代表者である天良先生の許可を得てコピーさせていただいた。 東京ではVisualBasic等を用いたWindowsのプログラムも機種の差を吸収するための1つの方法と考えて少しづつ開発されているようである。 また、天良先生の波動の表示プログラムも1つ見ていただいた。 以前に大阪のマイコン部会で作成したもの同様のものである。 機種の差を気にせずに開発できることはかなりの利点になると思われるので、大阪でもこのような取り組みをしてもよいのではないか。

  5. その他
    今年度のマイコン部会ではWindowsのプログラムの開発にも取り組んでみたい。 学校に導入されたLANはWindowsに対応していないものも多いが個人的に所有しておられる機種ではWindowsや、VisualBasicを導入しておられる先生もかなりの割合であった。