円運動と単振動の観察


 円運動する物体(灰色)を縦軸に投影したもの(灰色)に注目してください。  スタートを押すと円運動する物体は中心角がほぼ0の位置から反時計方向に回転を始めます。 このとき、これを縦軸に投影したものは振動を始めます。 このように円運動を1つの軸に投影した運動のことを単振動と呼びます。

 単振動はその場で振動を続けるだけなので、振動の状態が現在どうなっているのかは元の円運動の中心角がいくらになっているかで決まってしまいます。 この、元の円運動の中心角を「単振動の位相」と呼びます。

 また、元の円運動の半径が、単振動の中心から振動の端までの距離に相当します。 これ(振動の中心から端までの距離)を「単振動の振幅」と呼びます。

 当然のことですが、元の円運動1回につき1回物体が振動することにも注意してください。 この関係があるために元の円運動の「回転数」が単振動の「振動数」になります。 また、振動数と周期が逆数の関係になるのも、円運動と同じです。


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